ブログ 庭あそび

投稿者:猪鼻 一帆

幼少のころから父であり親方である猪鼻昌司のもとで日本庭園に親しむ。 設計から作庭、資材の選別、すべてに目を行き届かせクライアントと共に行う庭創りをしている背中を見て、自然とこの世界が好きになった。壮大な自然に見る森の成り立ち、石の躍動感、水の自由な姿、自然が見せてくれる曲線など。ありのままの自然の姿が、現在私が表現する空間の原風景になっています。

急斜面のお庭

更新おさぼりしていたことに気付いて日曜の深夜に急いでの更新です(^^;)

改めましてこんばんは、またはこんにちは。坪井です。

 

 

 

 

今回は急斜面のお庭づくりを紹介をさせていただきます!

ほんとに手をついていかないと登っていけないくらいの急斜面で、何度下まで滑り落ちていったかわかりません笑

 

 

 

 

 

 

 

そんな場所に、まずは石で動線となる階段を作っていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じで据えていきます。土の中にがっちり差し込んでいかなといかないとふとしたことで転げ落ちてしまいます。

なので最低でも高さ50センチある石を使っています。

平地でも結構大変な作業を、急坂でやるんで苦労倍増です。

 

 

 

 

さら恐ろしいことに・・・。

 

 

 

 

 

 

この坂の下にお施主様の家(絶賛リフォーム中)が面しているんです・・・。

 

 

 

 

 

 

誤って石が転げ落ちていくことを想像すると・・・。

 

 

 

 

 

 

切腹モノです・・・。

ほんとに1こ1こが命がけ!×40個!

 

 

 

 

(石が落ちていったら作業中の大工さん達もろとも・・・!恐怖・・・!)

 

 

 

 

 

 

無事に腹を切ることなく施工完了です^^;

どこにどの石の合わせていくかというデザインも任せてもらっていたのでいろんな緊張がごっちゃになっていましたが、割とうまくいったんじゃないかなと思います!

この写真ではわかりにくいですが次回ほぼ完成前写真を載せるのでぜひその辺も見てってください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

階段が終われば次は景石を据えていきます。溶岩を自然な感じで据えたり、積んだり。溶岩はかっこいい!

次回はその様子と植栽をご紹介させていただきます。お楽しみに!  坪井。

2019.04.29 by 猪鼻 一帆

崩れ積みの練習

花盛りの季節がやってきましたね!こんにちは坪井です。

 

京都は今週あたりが桜のピークです!

どこもかしこもお花見の方で賑わってます(^^)

 

 

 

 

 

 

 

んが、出かける相手がいなくて今週の休みは作業小屋で一人ごそごそしてました・・・。

 

 

 

 

 

前の現場でちょうど手ごろな吉野石が手に入ったので崩れ積みの練習をしてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

石と石との谷へ落とし込んで積んでいく石積みの技法ですね。これが思っている以上に難しいんです。

野面積みも崩れ積みもどちらも甲乙つけがたいですが、積んでて気持ちいいのは断然崩れ積みですね!

これしかない!って石ががちっとはまる感じがいいですね。

高さを変えたりしながら何度も練習して、早くきれいにつめるようにがんばります(^^)

また次回お楽しみに~   坪井

2019.04.10 by 猪鼻 一帆

卒業制作 完成

やっとまともにご飯が食べられるようになりました。こんにちは坪井です。

前回の続き、卒業制作最終回です。

 

 

 

 

↓ ↓ ↓ こんな感じになりました! ↓ ↓ ↓

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑ 門の隙間から見える景色がお気に入りのポイント。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

制限時間5分オーバーでちょっとだけ減点もらっちゃいましたが、なんとかおさまったんじゃないかなと思います。

もう10センチ水鉢が左かな~とか下草を丁寧に植える時間なかったなあ~とか細かな反省点はありますが、

一番の反省点は自分の疲れ・スタミナについてまったく考えずに時間を計算していたことでした(~~;)

だいたい想定通りに進めていましたが、後半はもうへろへろになりながら作業してました笑

 

 

 

 

 

 

構想も準備も施工も片付けもとても大変でしたけど、

最後に思ったのは、

 

 

 

 

やっぱり庭造りはおもしろい!

 

 

 

 

今回もご覧いただきありがとうございました。ではまた次回! 坪井。

2019.03.26 by 猪鼻 一帆

庭師の技術を身に付けたい方、募集します。

京都 いのはな夢創園では庭師として仕事をしたい人を募集します。

 

庭師は、植物や自然素材を使った仕事で、この先とても必要とされ未来のある仕事です。

 

庭師と言っても店によって仕事は様々、街路樹剪定、外構工事、なども庭師としての仕事とされています。

「いのはな夢創園」は基本的に個人邸や会社などの庭をつくる仕事がほとんどです。

 

庭造りをしたくて京都に夢を持って庭師の修行に来たのに、なかなか庭つくりに携われない・・・。

 

将来、庭師として生きていきたい。

 

植物や石、水など自然のものと一緒に仕事がしたい。

 

など、経験は問いません。

 

あなたも私達と一緒に「いのはな夢創園」を背負って仕事をしてみませんか?

ホームページのお問い合わせからメールでご連絡下さい。

追って詳しい内容をご連絡させていただきます。

又は直接電話で問い合わせして頂いても構いません  090-5659-8982 猪鼻一帆(イノハナ カズホ)

 

 

募集人数は1人とさせていただき、決まり次第公募は締め切らせて頂きます。

 

応募資格

 

経験  問いません。

 

年齢  30歳まで。

 

資格  普通免許

 

 

2019.03.19 by 猪鼻 一帆

卒業制作の準備

親知らずを抜歯したので、今週私の顔の片側はパンパンです・・・。

こんにちは坪井です。

 

 

 

 

 

ニワシドリの巣かっこいいー!というところまでお話したところでしたね。

ということでこれを門(額縁)として庭に取り込んでいこうとおもいます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これを作ろうと考えてからは年末の剪定で出たサルスベリや萩の枝をひたすらに集めて回りました。

ワイヤーメッシュ(金網)を骨組みにして、編み目に枝をきれいにつめていきます・・・。

 

 

 

 

 

 

規則正しく・・・どんどん入れていき・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じになりました!

思わず入りたい///覗きたい/// って感じ笑

本番はもう少しボリュームつける予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仕事が忙しくって時間がなかなか取れなかったので夜に仮組みしています・・・。
寒いし疲れてるけど、あーだこーだ庭作りを詰めていくのはめちゃめちゃ面白いです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

試験前日の荷造り完了時写真です。材料が2トントラック目いっぱいになりました笑

こんな大量に持ってきてたのはぼくだけでした笑

さて次回はいよいよ完成品をご紹介させていただきます!おたのしみに~  坪井。

2019.03.19 by 猪鼻 一帆

ニワシドリの巣

花粉症の方はつらい季節ですね。かくいう私もバリバリ花粉症です。こんにちは、坪井です。

庭師さんが花粉症だなんて!ってよく笑われちゃいます。笑

 

 

 

 

さて、今回は2月に開かれた京都造園高等職業訓練校の実技試験について書こう思います。

去年の4月からこの訓練校に通わせていただいております。

京都の造園会社の若手(20、30代くらい)が集まって週に一度勉強するもので、その卒業試験のひとつとして実技試験があります。

実技試験といっても内容は、各人が自由に設計・施工するというものです。オリジナルの庭造りです!

 

 

 

 

ルールは・・・

・準備、施工は本人1人

・制限時間2時間(延長はプラス30分まで)

・広さ3×4メートル

・クレーンなど大がりな道具は使用できない。(電動ドライバー等はOK)

 

と、こんな感じです。なかなか厳しい条件です。

3×4メートルって結構ひろいです。それを2時間で手作業で・・・。よく考えて工夫しないとちゃちな庭しかできそうにありません。

 

 

大きな石も植物も使えない。軽くて迫力のあるものをいれたいな~・・・ヒントを求めて図書館の本を漁っていたら気になる本を発見。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思ったとおりアイディアの宝庫でした!

その中でも一番気になったのがこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニワシドリという鳥の巣です。

いい形してますよね~とてもかわいらしい。

子育てをする巣ではないのです。繁殖期にオスがメスを引き寄せるためだけのいわば  ”愛の巣”  なんです。なんだかさらに魅力的。

 

 

 

 

 

ということでこれをメインパーツとして今回の庭に取り入れてみることにしました!

次回は試作風景を書こうと思います。おたのしみに~    坪井。

2019.03.10 by 猪鼻 一帆

庭師は忍者だったお話。

中川政七商店という会社をご存知でしょうか?

 

日本に元々ある生活雑貨や食べ物などを現代にバージョンアップして活躍している会社です。

 

そこが運営している「さんち」というメディアに取り上げて頂きました。

 

京都と竹と庭師のお話。

 

下記のURLより「さんち」のページでお楽しみください。

 

https://sunchi.jp/sunchilist/kyoto/71242

 

さんちとは

友達が地元を案内してくれる旅、プロがすすめる道具や宿。新しいもの、場所に出会う時、自分のことも相手のこともよくわかっている友達のような存在がいると心強いものです。

「さんち」は、友達のようにあなたと全国の工芸産地をつなぐ、旅のおともメディアです。

暮らしの道具である工芸は、全国に300ほど産地があると言われています。もし、その産地へ実際に行き、ものが生まれる瞬間や背景に触れることができたら、きっとその道具に愛着がわきます。そして普段使っている道具も、その生まれた背景を知りたくなるはず。そんな時、一緒に産地を訪ねていける、旅のおともとなれたら。

そんな愛着の持てる道具と暮らす毎日につながる、発見にみちた産地旅へのおともに、「さんち」は日本全国の工芸と産地の魅力をお届けします。

 

 

 

2019.03.06 by 猪鼻 一帆

いまさら 門松2

今日の京都は雨でした~♪

 

今年の三月は雨が多いですね、雨が降るたびに暖かくなり春が近づくと幾つになってもワクワクします。

 

さて、いまさら門松二回目です。

 

こちらは神戸にある竹中大工道具館の門前、門松がなくても立派な門構えです。

 

 

 

門松の土台となる石(油臼と言い、この上に丸い臼を二枚重ねて使っていたもの) 石の受け皿も良い絵になります。

 

その上に素焼きの水瓶を設置します。

 


 

藁をデザインして巻いていきます。

 

この藁は神戸の茅葺職人からわけてもらった藁で、色も白くとても綺麗♪

 

 

門松は同じものを二つ創るのですが、手作りなので左右で少々デザインが変わってくることもあります 笑

 

まだこの時点で完成が私の頭にも浮かんでいません、創作なのでもちろん図面もなく即興でつくっていきます。


 

だんだん形になってきました!

 

竹藪から切り出してきた竹が、大きな門の前でも負けない存在感があります。

 

竹を細く割って、飾りをつくっていきます。

 

思い描いたものをその場でつくっていくのは、とっても楽しい仕事ですし、それを形にできる喜びがあります。

 


 

いのはな夢創園がつくる門松はオリジナルです。

 

その場に合わせて私が創らせていただき、嬉しいことに沢山の来客の方に喜んでいただけました。

 


 

こちらの門松は、京都二条千本通り。

 

つくるのに3日ほどかかりましたが、こちらも良いものができました。

 

庭師がつくるのですから、石、植物など日々私達が使い慣れた材料ばかり、面白いものができて当たり前です 笑


 


 

こちらも竹を細く割って、それを編んでつくりました。

 

竹は、真っすぐであり、柔軟性もあるので美しい曲線を描くこともできます。

 

京都らしいかと言われれば少し違うのかもしれませんが、京都の庭師がつくる門松は、こんなにも自由で面白いものが創れます。

 

これを見て、少しでも門松のある景色って良いな~と思ってもらえるなら嬉しいです。

 


 


 

 

 

門松を創るのがその年の最後の仕事。

 

その一年、自分が植物や石にどう向き合ってきたかが試されます。

 

材料を見て、何を発想できるか? どうすれば植物も石も輝いてくれるのか?

 

庭をつくる時とまったく同じです。

 

二週間ほどでなくなってしまう門松ですが、竹の青さ、植物の瑞々しさが新たな気持ちで年を迎えさせてくれます。

 

いのはな夢創園に毎年つくる場所を与えていただくお客様に感謝です。

 

猪鼻一帆

 

 

2019.03.06 by 猪鼻 一帆

雨の日は・・・

ご無沙汰しております!坪井です。

 

 

 

 

季節の変わり目で雨の日が多い今日この頃。

外仕事のわたしたちにとって雨は天敵・・・。そんな日は屋根の下で大人しく内職します~!

 

 

 

 

この日は次の現場のガレージのモルタル床の色を調合しておりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ココアみたいな色の紙を渡され、この色を作ってくれ、と。調合開始です。

1グラム単位で色粉を混ぜていきます・・・。小さじや計量器など使ってるので、はたから見ると料理してるみたいです。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7つ目でようやくそっくりの色に!

並べてると化粧品みたいですね。笑

右下の二つあたりで決まるんじゃないかな~と思いますが、一体どんなガレージになるんでしょうか。楽しみです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

調合や表面の加工をかえるだけでこんなにも表情を変えてくれます。

かなり自由なこの素材で、お家のガレージやアプローチを変えてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

ガレージ完成しだいまた載せようと思いますのでお楽しみに~。

 

2019.03.03 by 猪鼻 一帆

いまさらですが門松 

数日前に「もう春ですね」なんて投稿してたのに、今回は門松のお話です 笑

 

季節を大切にする庭師なのに季節外れの野暮な記事で申し訳ありません・・・

 

正月の頃誰もが一度は見たことのある門松。

 

これってどうやって創られているかご存知ですか?

 

いのはな夢創園では、毎年創作で門松をつくっています。

 

誰もが見たことのある門松を、誰も見たことの無い門松へ。

 

様式美や作法などは守りつつ、門松をバージョンアップです!

 


 

門松に必要な竹、竹もいろいろあり、門松に使用する竹はモウソウチク。

 

太くて肉厚なので、まっすぐ力強いイメージの門松にピッタリです。

 

普通は竹屋さんで竹を買うのが一般的ですが、私達は竹藪に切り出しにいきます。

 

毎年竹を切らせていただいている京都の山。

 

 

朝霧がたちこめる竹藪、幻想的な景色です♪

 

この中からひとつひとつ選んで切り出していきます。

 

山の中で竹を選んでいると全部欲しくなります 笑

 


 

店に並んでいる竹を買うのと、自分で竹藪から切り出すのでは材料に対する愛着が違います。

 

竹一本が愛おしく、べっぴんさんに見えてきます 笑

 

それは創る門松にも現れてくると信じています。

 

 

ただ、このべっぴんさんな竹・・・・笑えないくらい重いのですが・・・・

 

 


 

外は青く、切った中は真っ白な竹。

 

これ以上ないほど良い状態です。

 

とても清潔な香りがするんですよ♪

 

 

 

 

こちらの門松は、神戸にある竹中工務店の資料館、竹中大工道具館の門に飾らせて頂きました。

 

次回は門松を創る工程のお話、季節外れにもう少しお付き合いください。

 

猪鼻一帆

2019.03.01 by 猪鼻 一帆