ブログ 庭あそび

庭師の技術を身に付けたい方、募集します。

京都 いのはな夢創園では庭師として仕事をしたい人を募集します。

 

庭師は、植物や自然素材を使った仕事で、この先とても必要とされ未来のある仕事です。

 

庭師と言っても店によって仕事は様々、街路樹剪定、外構工事、なども庭師としての仕事とされています。

「いのはな夢創園」は基本的に個人邸や会社などの庭をつくる仕事がほとんどです。

 

庭造りをしたくて京都に夢を持って庭師の修行に来たのに、なかなか庭つくりに携われない・・・。

 

将来、庭師として生きていきたい。

 

植物や石、水など自然のものと一緒に仕事がしたい。

 

など、経験は問いません。

 

あなたも私達と一緒に「いのはな夢創園」を背負って仕事をしてみませんか?

ホームページのお問い合わせからメールでご連絡下さい。

追って詳しい内容をご連絡させていただきます。

又は直接電話で問い合わせして頂いても構いません  090-5659-8982 猪鼻一帆(イノハナ カズホ)

 

 

募集人数は1人とさせていただき、決まり次第公募は締め切らせて頂きます。

 

応募資格

 

経験  問いません。

 

年齢  30歳まで。

 

資格  普通免許

 

 

2019.03.19 by 猪鼻 一帆

いまさら 門松2

今日の京都は雨でした~♪

 

今年の三月は雨が多いですね、雨が降るたびに暖かくなり春が近づくと幾つになってもワクワクします。

 

さて、いまさら門松二回目です。

 

こちらは神戸にある竹中大工道具館の門前、門松がなくても立派な門構えです。

 

 

 

門松の土台となる石(油臼と言い、この上に丸い臼を二枚重ねて使っていたもの) 石の受け皿も良い絵になります。

 

その上に素焼きの水瓶を設置します。

 


 

藁をデザインして巻いていきます。

 

この藁は神戸の茅葺職人からわけてもらった藁で、色も白くとても綺麗♪

 

 

門松は同じものを二つ創るのですが、手作りなので左右で少々デザインが変わってくることもあります 笑

 

まだこの時点で完成が私の頭にも浮かんでいません、創作なのでもちろん図面もなく即興でつくっていきます。


 

だんだん形になってきました!

 

竹藪から切り出してきた竹が、大きな門の前でも負けない存在感があります。

 

竹を細く割って、飾りをつくっていきます。

 

思い描いたものをその場でつくっていくのは、とっても楽しい仕事ですし、それを形にできる喜びがあります。

 


 

いのはな夢創園がつくる門松はオリジナルです。

 

その場に合わせて私が創らせていただき、嬉しいことに沢山の来客の方に喜んでいただけました。

 


 

こちらの門松は、京都二条千本通り。

 

つくるのに3日ほどかかりましたが、こちらも良いものができました。

 

庭師がつくるのですから、石、植物など日々私達が使い慣れた材料ばかり、面白いものができて当たり前です 笑


 


 

こちらも竹を細く割って、それを編んでつくりました。

 

竹は、真っすぐであり、柔軟性もあるので美しい曲線を描くこともできます。

 

京都らしいかと言われれば少し違うのかもしれませんが、京都の庭師がつくる門松は、こんなにも自由で面白いものが創れます。

 

これを見て、少しでも門松のある景色って良いな~と思ってもらえるなら嬉しいです。

 


 


 

 

 

門松を創るのがその年の最後の仕事。

 

その一年、自分が植物や石にどう向き合ってきたかが試されます。

 

材料を見て、何を発想できるか? どうすれば植物も石も輝いてくれるのか?

 

庭をつくる時とまったく同じです。

 

二週間ほどでなくなってしまう門松ですが、竹の青さ、植物の瑞々しさが新たな気持ちで年を迎えさせてくれます。

 

いのはな夢創園に毎年つくる場所を与えていただくお客様に感謝です。

 

猪鼻一帆

 

 

2019.03.06 by 猪鼻 一帆

いまさらですが門松 

数日前に「もう春ですね」なんて投稿してたのに、今回は門松のお話です 笑

 

季節を大切にする庭師なのに季節外れの野暮な記事で申し訳ありません・・・

 

正月の頃誰もが一度は見たことのある門松。

 

これってどうやって創られているかご存知ですか?

 

いのはな夢創園では、毎年創作で門松をつくっています。

 

誰もが見たことのある門松を、誰も見たことの無い門松へ。

 

様式美や作法などは守りつつ、門松をバージョンアップです!

 


 

門松に必要な竹、竹もいろいろあり、門松に使用する竹はモウソウチク。

 

太くて肉厚なので、まっすぐ力強いイメージの門松にピッタリです。

 

普通は竹屋さんで竹を買うのが一般的ですが、私達は竹藪に切り出しにいきます。

 

毎年竹を切らせていただいている京都の山。

 

 

朝霧がたちこめる竹藪、幻想的な景色です♪

 

この中からひとつひとつ選んで切り出していきます。

 

山の中で竹を選んでいると全部欲しくなります 笑

 


 

店に並んでいる竹を買うのと、自分で竹藪から切り出すのでは材料に対する愛着が違います。

 

竹一本が愛おしく、べっぴんさんに見えてきます 笑

 

それは創る門松にも現れてくると信じています。

 

 

ただ、このべっぴんさんな竹・・・・笑えないくらい重いのですが・・・・

 

 


 

外は青く、切った中は真っ白な竹。

 

これ以上ないほど良い状態です。

 

とても清潔な香りがするんですよ♪

 

 

 

 

こちらの門松は、神戸にある竹中工務店の資料館、竹中大工道具館の門に飾らせて頂きました。

 

次回は門松を創る工程のお話、季節外れにもう少しお付き合いください。

 

猪鼻一帆

2019.03.01 by 猪鼻 一帆

蓋置き風のパイプ隠し

今回からちょいちょい書き出します、坪井の手仕事シリーズ!

第一回目は蓋置き風のパイプ隠し です。

 

 

 

 

 

 

 

 

弊社の水琴窟には、音色を変えるための装置を水琴窟本体のそばに設置するのですが、ねずみ色のパイプがむき出しになってしまいます。

その問題を解決するために今回は茶道の蓋置きをマネてこんなものを作ってみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

孟宗竹の皮をナタできれいに削いで整形し、節の部分をキリと細鋸で水抜きをあけてできあがりです。

なかなかかわいらしいですね。これをもとに小さなダストボックスなんかつくれたらいいなあとか考えてます。次回の手仕事シリーズも乞うご期待!

ではでは~                              坪井

 

 

 

 

 

2018.05.10 by 猪鼻 一帆

竹のパーテーション

3月初旬に神戸の竹中大工道具館にパーテーションを届けにいきました。坪井です。

デザインからほぼすべて任せていただいたので、かなり気合い入れて作らせていただきました!

設置する場所が、はつろう会を主催された大工さんらが作られた喫茶室なので半端なものは作られないとかなり緊張しました。。

 

 

 

 

 

白竹を使って扇状の形にしてみました。

すべて同じ長さの竹を使っているので、扇の下側が開いてきて軽い感じになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

縄がけもかかいずるのみであっさりめ。主張しすぎず庭と建物の邪魔にならずにいい感じです!

 

 

 

 

もうひとつは黒竹をつかっての背の高いものも作らせていただきました。竹同士の間隔が狭いので縄かけにほんとに苦労しました(笑)

こちらは隅の隅にあるのでほとんど見てもらえません・・・(笑)

もしお越しの際は宝探しじゃないですけど探してみてください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

設置させていただいたときにちょうどおもしろそうな展示会がありました。

みんな大好き、ジブリです!しかもテーマが珍しい!

 

 

 

 

 

 

 

 

ジブリといえば魅力あるキャラクターに目が行きがちですが、実は建物へのこだわりが半端じゃありませんでした!

見てくれだけでなく、建物として矛盾がないかなどあらゆるポイントがことこまかく設定されていました・・・!

あんまり書いてしまうとネタばれになってしまうのでここら辺にしておいて・・・5月6日までやっているのでぜひ!ついでに庭やパーテーションもみにきてください!

 

 

 

2018.04.03 by 猪鼻 一帆

エルベシャプリエ京都別館


 

 

京都三条に新しくできた、フランスの鞄屋さん「エルベシャプリエ京都別館」

今回、いのはな夢創園が庭をリノベーションさせていただきました。

素敵な京町屋を改装してつくられており、和洋が上手く融合されたお店のつくりになっております。

 

 

リノベーション前の写真を撮っておけばよかったのですが、、、、

もうジャングルみたいになっており、庭に光が全然入っておらず真っ暗でした。

庭全体を覆い隠している木々を光が入るように剪定(木をハサミを入れて整える)してやることで庭が明るくなります。

 

 

木も大きくなり過ぎると家の方には手に負えなくなります。

庭が暗くなり、光が入らないので足元の植物は生きることが出来なくなり、風が入らないので病気や虫も増えてしまう悪循環に。

木に少しハサミを入れてやることで風通しが良くなり、庭が元気になります♪

 

 

木を剪定してやり、光が入ったので、苔や下草などを植栽してやります。

苔が入ると庭がよみがえりますね~♪

 

 

もともと良い庭なので、積もった葉を取り除いてやり、長い年月で傾いた石を直して本来の形に戻してやります。

そこに苔をはり、下草を植えて砂利を撒いて完成。

夏は涼しく、冬は暖かく四季を感じられる庭に戻りました。

 

 

先日、オープニングパーティーに呼んでいただきました。

流石はエルベシャプリエ、上流階級の方々が続々と来られていて。

浮いた存在ではありましたが、普段接することのない方々とお話が出来てとても楽しかったです。

 

 

 

 

2018.02.25 by 猪鼻 一帆

藤井寺の料亭3 本庭

今日からまた再開していきます。ご無沙汰しております。坪井です。

さて、今回は前々回の続き、藤井寺の料亭の本庭について紹介していこうと思います。

 

 

 

 

 

 

こちらのお施主様は代々続く料亭のご主人で、趣味が根付のコレクションだったりと、目が非常に利く方です。

数ある造園屋の中から夢創園を選んでくれたと、百戦錬磨のうちの親方が、いつにも増して情熱と秘蔵の材料をつぎ込んだのが今回の本庭となっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

像熱と秘蔵の材料というのが、桂垣、雪見灯篭、景石、井戸瓦、創作枝折戸の五つです。

桂垣と創作枝折戸、井戸瓦についてはまたおいおい紹介していきますので、今回は雪見灯篭と景石について紹介していこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪見灯篭。こちらはかの有名な映画監督伊藤大輔の旧邸よりもらい受けたものだそうです。

彼もかなりの目利きだったそうで、やはり見た目のバランスはもちろん、パーツごとのホゾなどていねいに作りこまれた逸品です。

 

 

景石は日本三大銘石のひとつの佐治石を据えさせていただきました。

表面のデコボコ、いわゆるジャグレている岩肌、また緑泥石などの鉱物が含まれているため全体的に青黒いのが特徴の渋く美しい銘石です。

現在採取が禁止されているので、この大きさの佐治石はなかなか流通していないこれまた親方秘蔵の逸品です。

 

 

 

 

 

決して大きな庭ではないですが、これだけいい材料をつかい、手間と技術をかけると非常に見ごたえのある庭となりました。

ブログをご覧いただいた皆様もぜひ料亭のおいしい料理を食べに行くのと共にこちらのお庭を見てってください! 詳しくは当社へお電話をおかけになるかメールを送ってください。

 

 

次回もおたのしみに!     坪井。

2018.02.14 by 猪鼻 一帆

和洋と決めつけない庭

あっという間に1月も半ば、寒い日が続いております。

庭師は、1月2月と比較的のんびりしている商売なのですが、、、、

ありがたいことに今年も年明けから忙しくさせて頂いております(小涙)

しかし、うちのような小さな店に声をかけてくださるお客様のお蔭で、このご時世に庭を創ってご飯を食べ

させてもらえてるのですから本当に有り難いです。

 

今年の1月1日発売の「NIWA」という雑誌に掲載していただきました。

 

 

昨年、奈良県天理市で創らせていただいた「大一電化社」

こちらは、イタリア製のエスプレッソマシンを輸入、販売されている会社で、そこのショールームに庭を創らせていただきました。

もちろん日本庭園ではなく、お客様には「並ぶ商品に相応しい庭」とのご要望をいただきました。

 

とても難しいテーマです・・・。

日本庭園では表現できず、イタリアをイメージした庭を創ると偽物になってしまいます。

海外でよく見る日本を違う解釈で表現しちゃった建物や食事のような、自国の人が見ると違和感しか感じないもの。

そもそも私はイタリアに行ったことすらない 笑

 

私は、素材にこだわらず、子供が見てもワクワクするような日本では無い庭を創ろうと思いました。

 

アプローチは緩やかなスロープになっており、波紋のような模様は色粉を入れたセメントを「掻き落とし」という技法で削り落としてつくっています。

この模様ひとつひとつを手作業で削るので、形が微妙に違う、その違いがアプローチに躍動感を与えてくれます。

日本庭園のバランスで日本庭園の技術を使い、日本では無い庭。

 

 

 

 

 

 

植物は多様なものを使いました。

6mはあるヤマモモの木、夏ミカン、センペルセコイア、ハーブ類も沢山植えてあります。

使う材料が違うだけでこんなにもイメージが変わるんですね♪

 

 

レンガの塀も曲線になっているんです。

アプローチも曲線でできています。

二つの曲線を組み合わせることで空間がとても広く見えてくる仕掛けになっており、限られた空間を広く見せるための工夫があります。

 

 

 

 

モザイクタイルのように見えるのも、実は石。

岐阜県で取れる赤、青、白、黒と色の混ざった大きな原石を砕いたものを、色分けしてモザイクのように使いました。

タイルで施工すればもっと早かったのですが、自然石を使うことでもう一つ上の景色が出来ました。

アプローチにタイルを使うと滑りますし。

 

 

自然石を綺麗に面を出して並べる、これも日本庭園では「あられこぼし」という技法なんです。

石の大小の振り分けや、面のある石の選び方など色々手順があるんですよ。

 

 

 

 

 

 

私にとって、とても挑戦の沢山あった庭創りでした。

私でも初めて創るものに、信じて任せてくださったクライアントに本当に感謝いたします。

とても喜んでいただき、ショールームにこられる来客も庭で立ち止まって楽しんでいただいているようです。

日本でもイタリアでもなく、絵本に出てくるような素敵なアプローチと庭が出来ました。

 

猪鼻一帆

 

2018.01.14 by 猪鼻 一帆

緑のワークショップ 

新年あけましておめでとうございます。

2018年も いのはな夢創園 をどうぞよろしくお願い申し上げます。

去年の半ばから私、猪鼻一帆がブログをお休みさせて頂いておりましたが、本日から復活です!

日々の仕事に追われ書く時間がなかったと言い訳をしておりました。

しかし、ブログで私達がどのような想いで仕事をし、どうやって庭という空間が生まれるのかを伝える

ことも大切な仕事(そのようなことを奥様にこっぴどく怒られました・・・)

私は、拙い文章しか書けませんが、ゆっくりと自分の言葉で書いていきますので宜しくお願い致します。

 

 

伝えることの大切さ。

私が日々お仕事をさせて頂いているお客様に庭が嫌いな方はおられません、当たり前と言えば当たり前なのですが。

しかし、植物の美しさや緑を楽しむことを庭師が庭を通して伝えられたら、庭に興味がなかった方でも楽しめるのではないかと。

 

抹茶アイスは好きだけど、茶道はなんだか難しそう。

植物は好きだけど、庭は何を楽しんでいいのかよくわからない。

そんなイメージです。

 

口下手な私でも庭の楽しさを伝えるならば任してください!

日々私自身がとても楽しんで庭と遊び、そればっかり考えておりますから。

 

話が脱線しました、本題に戻ります。

私の友からの誘いで「保険医まつり」というお医者さんの協同組合のお祭りでワークショップをさせて頂くことになりました。

内容はお任せというので、色々考えた結果、皿庭創り、カラーサンド、剪定講習の3つ。

数種類ある手のひら大のお皿に、苔のついた石と植物、それと数種類の苔を使って庭を創っていただきます。

 

 

どのくらいのお客様が来るのか想像できなかったのですが、始まってみると2日間とも大盛況。

途中でお皿を買いに走るほどの方がワークショップに参加していただきました。

 

 

皆さん、自分の選んだお皿に、石を「あーでもないこーでもない」と配置して、植物を植えたときにガラッと変わる石の表情。

それに苔を植えるとまた景色が変わります。

石も植物も、一つとして同じものがない中から自分で選び景色を創る喜びを楽しんでおられました。

 

沢山の方が創られたものを見ていると、本当に個性があり、そのどれもが驚くほど良い出来です。

大人になっても土を触り、何かを植えるって誰もが楽しいんですね。

 

カラーサンドは、私の友達「浅野生衣」さんが名古屋から駆け付けてくれました。

この他にも植物を使ったワークショップで全国から声のかかる有名人なんですよ。

こちらは女性の方に大人気でした。

 

 

カラーサンドも仕上げに自分の好きな動物を選べました。

前日に練習として、うちの娘(3歳と7歳)にカラーサンドをしてもらうと楽しくて仕方ないようでした。

ワークショップに参加していただいた女性の方々も、うちの娘と同じキラキラした目で楽しそうでした♪

 

2日間させていただき、私達もとても楽しかったです。

「庭の見方が変わりました」や「苔は触り心地が最高」など嬉しい言葉をいただきました。

これからもワークショップを続けていこうと思います。

私の仕事は、数十階のビルを作ることは出来ません、人の命を直接救うことも出来ません。

でも私は、庭を創るこの仕事を誇りに思っています。

 

猪鼻一帆

 

 

2018.01.10 by 猪鼻 一帆