新年あけましておめでとうございます。
2018年も いのはな夢創園 をどうぞよろしくお願い申し上げます。
去年の半ばから私、猪鼻一帆がブログをお休みさせて頂いておりましたが、本日から復活です!
日々の仕事に追われ書く時間がなかったと言い訳をしておりました。
しかし、ブログで私達がどのような想いで仕事をし、どうやって庭という空間が生まれるのかを伝える
ことも大切な仕事(そのようなことを奥様にこっぴどく怒られました・・・)
私は、拙い文章しか書けませんが、ゆっくりと自分の言葉で書いていきますので宜しくお願い致します。
伝えることの大切さ。
私が日々お仕事をさせて頂いているお客様に庭が嫌いな方はおられません、当たり前と言えば当たり前なのですが。
しかし、植物の美しさや緑を楽しむことを庭師が庭を通して伝えられたら、庭に興味がなかった方でも楽しめるのではないかと。
抹茶アイスは好きだけど、茶道はなんだか難しそう。
植物は好きだけど、庭は何を楽しんでいいのかよくわからない。
そんなイメージです。
口下手な私でも庭の楽しさを伝えるならば任してください!
日々私自身がとても楽しんで庭と遊び、そればっかり考えておりますから。
話が脱線しました、本題に戻ります。
私の友からの誘いで「保険医まつり」というお医者さんの協同組合のお祭りでワークショップをさせて頂くことになりました。
内容はお任せというので、色々考えた結果、皿庭創り、カラーサンド、剪定講習の3つ。
数種類ある手のひら大のお皿に、苔のついた石と植物、それと数種類の苔を使って庭を創っていただきます。
どのくらいのお客様が来るのか想像できなかったのですが、始まってみると2日間とも大盛況。
途中でお皿を買いに走るほどの方がワークショップに参加していただきました。
皆さん、自分の選んだお皿に、石を「あーでもないこーでもない」と配置して、植物を植えたときにガラッと変わる石の表情。
それに苔を植えるとまた景色が変わります。
石も植物も、一つとして同じものがない中から自分で選び景色を創る喜びを楽しんでおられました。
沢山の方が創られたものを見ていると、本当に個性があり、そのどれもが驚くほど良い出来です。
大人になっても土を触り、何かを植えるって誰もが楽しいんですね。
カラーサンドは、私の友達「浅野生衣」さんが名古屋から駆け付けてくれました。
この他にも植物を使ったワークショップで全国から声のかかる有名人なんですよ。
こちらは女性の方に大人気でした。
カラーサンドも仕上げに自分の好きな動物を選べました。
前日に練習として、うちの娘(3歳と7歳)にカラーサンドをしてもらうと楽しくて仕方ないようでした。
ワークショップに参加していただいた女性の方々も、うちの娘と同じキラキラした目で楽しそうでした♪
2日間させていただき、私達もとても楽しかったです。
「庭の見方が変わりました」や「苔は触り心地が最高」など嬉しい言葉をいただきました。
これからもワークショップを続けていこうと思います。
私の仕事は、数十階のビルを作ることは出来ません、人の命を直接救うことも出来ません。
でも私は、庭を創るこの仕事を誇りに思っています。
猪鼻一帆