今日からまた再開していきます。ご無沙汰しております。坪井です。
さて、今回は前々回の続き、藤井寺の料亭の本庭について紹介していこうと思います。
こちらのお施主様は代々続く料亭のご主人で、趣味が根付のコレクションだったりと、目が非常に利く方です。
数ある造園屋の中から夢創園を選んでくれたと、百戦錬磨のうちの親方が、いつにも増して情熱と秘蔵の材料をつぎ込んだのが今回の本庭となっています。
像熱と秘蔵の材料というのが、桂垣、雪見灯篭、景石、井戸瓦、創作枝折戸の五つです。
桂垣と創作枝折戸、井戸瓦についてはまたおいおい紹介していきますので、今回は雪見灯篭と景石について紹介していこうと思います。
雪見灯篭。こちらはかの有名な映画監督伊藤大輔の旧邸よりもらい受けたものだそうです。
彼もかなりの目利きだったそうで、やはり見た目のバランスはもちろん、パーツごとのホゾなどていねいに作りこまれた逸品です。
景石は日本三大銘石のひとつの佐治石を据えさせていただきました。
表面のデコボコ、いわゆるジャグレている岩肌、また緑泥石などの鉱物が含まれているため全体的に青黒いのが特徴の渋く美しい銘石です。
現在採取が禁止されているので、この大きさの佐治石はなかなか流通していないこれまた親方秘蔵の逸品です。
決して大きな庭ではないですが、これだけいい材料をつかい、手間と技術をかけると非常に見ごたえのある庭となりました。
ブログをご覧いただいた皆様もぜひ料亭のおいしい料理を食べに行くのと共にこちらのお庭を見てってください! 詳しくは当社へお電話をおかけになるかメールを送ってください。
次回もおたのしみに! 坪井。