数日前に「もう春ですね」なんて投稿してたのに、今回は門松のお話です 笑
季節を大切にする庭師なのに季節外れの野暮な記事で申し訳ありません・・・
正月の頃誰もが一度は見たことのある門松。
これってどうやって創られているかご存知ですか?
いのはな夢創園では、毎年創作で門松をつくっています。
誰もが見たことのある門松を、誰も見たことの無い門松へ。
様式美や作法などは守りつつ、門松をバージョンアップです!
門松に必要な竹、竹もいろいろあり、門松に使用する竹はモウソウチク。
太くて肉厚なので、まっすぐ力強いイメージの門松にピッタリです。
普通は竹屋さんで竹を買うのが一般的ですが、私達は竹藪に切り出しにいきます。
毎年竹を切らせていただいている京都の山。
朝霧がたちこめる竹藪、幻想的な景色です♪
この中からひとつひとつ選んで切り出していきます。
山の中で竹を選んでいると全部欲しくなります 笑
店に並んでいる竹を買うのと、自分で竹藪から切り出すのでは材料に対する愛着が違います。
竹一本が愛おしく、べっぴんさんに見えてきます 笑
それは創る門松にも現れてくると信じています。
ただ、このべっぴんさんな竹・・・・笑えないくらい重いのですが・・・・
外は青く、切った中は真っ白な竹。
これ以上ないほど良い状態です。
とても清潔な香りがするんですよ♪
こちらの門松は、神戸にある竹中工務店の資料館、竹中大工道具館の門に飾らせて頂きました。
次回は門松を創る工程のお話、季節外れにもう少しお付き合いください。
猪鼻一帆