2017チェルシーフラワーショーから帰ってまいりました。
今回は施工パスを発行してもらい、施工中から参加させていただきました。
さすがは100年以上続くガーデンショウ、とにかく溢れんばかりの花の量。
そして花に情熱をかけるガーデナーの熱意、日本とはまた違った植物の愛し方を勉強させてもらいました。
五月終わりから六月はイギリスで一番良い季節。
他の季節は曇りが多く、寒いらしいですね、
暖かくなると皆が外や公園で過ごしています。
しかも夜九時半ごろまで明るい、その時間をどう有効に使うかが楽しみらしいです。
そんな中で発展した庭文化は独特の美を突き詰めているようでした。
今回は、チェルシーフラワーショーの中で私が感動した花部門を紹介します(庭部門じゃないのかよ・・・)
いや、とにかく花が綺麗だったんですよ!
ほんとに花が好きな国なんですね。
街にも小さい花屋さんが沢山あり、みんなが花を買っているんです。
日本では花を持って歩いている人をあまり見かけませんので、不思議な光景でした。
でも素敵なことですね♪
ロンドンで一番驚いたのは、庭や花を育てたり、扱ったり、植物を使って施工する人たちのほとんどが白人であること。
私はシンガポールで仕事をさせてもらったときに、働いているの人達のほとんどがインド人だったことに驚きました。
シンガポールの庭や花は、人に作らせることがステイタス。
イギリスの庭や花は、自分たちで作ることがステイタス。
この違いは文化としてとても大きな違いだと思いました。
もちろん庭の骨格やデザインなどはガーデナーが作るのですが、それを自分らしく改造したり、維持したりすることを楽しんでいるようでした。
とても良い文化だなと思いましたが、アジアとヨーロッパでの庭の大きな違いは・・・・・
ヨーロッパには蚊がいない。
蚊がいなけりゃ日本でももっと庭で優雅にお茶を飲んで、庭掃除も楽しくなりますよね。
猪鼻一帆