お庭のつくばいの水が凍てるほどに冷え込んできました。
朝がつらい。こんばんは坪井です。
今年も残すところあと3週間と少しですね~ 皆さまはどうお過ごしでしょうか?
おかげさまで弊社は年末の剪定やかけひ、結界等の取替えなんかで休む間もなく忙しくさせていただいております!
さて、今回は藤井寺の料亭のお庭の続きを書かせていただきます。
弊社の作庭以前は、タイル張りの花壇の中にサザンカと青石が並べてありました。花壇ごと取り壊し、ご覧の通り水鉢と駒寄せという景色につくり変えさせていただきました。
今回使わせていただいたこの水鉢。珍しい形をしていますね。インドネシア産で粘板岩の一種、だろう。とのことです。
加工はほとんどせず、岩盤からはく離した形のまま水鉢として使っています。
この水鉢の真上の天井から水滴がぽとぽと落ちる仕掛けが施されてありのですが、
それに加え、お施主様のアイディアで後ろにシュロチクを植えさせていただいたのですが、これによって水滴がいったん葉をつたって水鉢に落ちるというなんとも風情ある景色となりました。
このセンスにはほんと脱帽です。お施主様といっしょになって作るというのは大事だなと改めて感じさせていただきました。
駒寄せ。今回はよくお世話になっている竹屋さんに特注でつくっていただいたものです。駒寄せがあることで一気に京都らしい風景になりますね。
ぼくもそのうち自作してやろうと思います(^^)ゝ
さて次回がついに本庭です。親方が隠し持っていた二つのお宝が満を持してお嫁入りです!お楽しみに~ 坪井