あっという間に12月ですね。
皆様ご無沙汰しております。
最近はfacebookやInstagramで投稿しておりblogをサボっておりました…。
「ブログ楽しみにしてたので、また再開してください」
こんな嬉しい言葉をいただいたからには再開せねば!
不定期にはなりますが、またお付き合いくださいませ。
こちらは東京、九段下にあるkudan house
4年前に創らせていただいた庭です。
江戸時代、関東では植物の品種改良が庶民の中で流行った時期があったそうです。
インターネットも無い時代、自分が品種改良した植物をどうやって広めるか?
それは風流な名前を付け、その名前を入れた短歌や俳句をよんで巷に広げたそうです。
なんとも粋な文化ですよね、江戸っ子の遊び心に私痺れました!
品種改良で流行っていたのが朝顔やモミジ、この庭には15種類のモミジが植えてあります。
それも江戸時代に品種改良されたものばかり。
こんなに多様なモミジがあるんですね、葉の形だけではなく、紅葉の染まり方、新緑の色、それぞれに特徴があるんです。
ただ単に種類を多くしたかった訳ではなく。
今の若い子達が色とりどりのモミジを見て「可愛い」と言ってくれる景色を創りたかったんです。
その「可愛い」は江戸時代の庶民が創り出しているなんて、庭としてこれ以上意味のある景色はありません。
文化や伝統として語ってしまうと固すぎます。もっと自由で面白いものだと思ってます。
この通路も「あられこぼし」という日本庭園の伝統的なものですが、形と石を変えればなんだか可愛らしいでしょ〜。
一歩庭に踏み出せば、庭はとても簡単で、とても面白い世界です。
意味は考えなくていいんです(長々と私は語ってますが…)
可愛い景色を楽しみましょう。