4月も終わり、もう5月になりましたが皆さま
いかがお過ごしでしょうか。
さて、こちらの写真はある個人宅のお庭でございます。

この門は「編笠門」といい、杉皮を使って作ったもので結構珍しいものなんです。
人が住む家の屋根は雨や日をしのぐための物ですが、こういった中門は単にそういう構造物ではありません。
「ここから背筋を伸ばす空間がはじまりますよ~」などといった結界の役割の方が大きいので、極論どんな形の屋根でもOKなんです。
今回は柔らかく優しい印象をもたせるため、屋根の角度の調整に試行錯誤しながら作成しました。